佐々木俊尚PRESENTS【LIFE MAKERS】

「21世紀の教養」を身につける

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May 31, 2016 6:48 PM|INFORMATION

【LIFE MAKERS 6月トークイベント「ビジター募集」のお知らせ。ゲスト:小林弘人氏】

 LIFE MAKERS 6月トークイベント「ビジター募集」のお知らせ 

 

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LIFE MAKERSでは、

 

「入会したいけど雰囲気がわからない」


「どんな感じかちょっと覗いてみたい」


「一人じゃ少し不安です...」


のような声を多く頂いておりまして、
不定期ではございますが、お一人様一回限りの「ビジター募集」を行っております!


基本的にメンバー様限定のイベントとなりますので、
席数はかなり限られますが、ご希望の方は下記の詳細を確認の上、
ぜひご応募頂ければ幸いです。


※ご参加は抽選となりますので予めご了承ください。
※参加はお一人様一回限りとさせて頂きます。


「ビジター募集」の概要

 

kobayashi-san06.jpg 

■ゲスト:

小林弘人氏
事業家/大学教授

 

■日時:6月9日(木)19:00-21:30 @Cocolable[渋谷]

 
 〒150-0002

東京都渋谷区渋谷2-3-6
SGSSSビル 5F

・Google Maps : https://goo.gl/FTsJDi

 ・表参道駅B1出口より、渋谷方面へ徒歩10分

 ・東京メトロ渋谷駅13番出口から宮益坂を登り、徒歩10分

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■スケジュール:

18:30 開場


19:00 - 20:30 佐々木俊尚と小林弘人さんとのトークセッション

※終盤に質疑応答の時間がございます。


20:40 - 21:30 懇親会(ドリンクをご用意しております)

※懇親会はスタンディング形式でゲストや佐々木さんとお話しできる機会を設けております。

 

 

 

■内容:

6月のトークイベントゲストは、株式会社インフォバーン 代表取締役ファウンダー CVO/BBT大学・大学院 教授/『WIRED JAPAN』(コンデナスト・ジャパン)エディトリアル・アドバイザーの小林弘人さんです。

皆さんおなじみの「ワイヤード」日本版の創刊編集長、「サイゾー」の創刊編集長、「GIZMODO」の立ち上げなど、影響力の強いメディアを生み出してきたメディア業界の雄。運営チームも著書を愛読しており、非常に楽しみにしているセッションです。

 今年の2月に行われた世界最大のクリエイティブ・ビジネス・フェスティバル、SXSW(サウスバイサウスウエスト)でのIoT、VRなどのHOTな情報から、今月訪問されるというベルリンのスタートアップの話など、重要なグローバルトレンドを一気にお伺いできる貴重な機会です。

ぜひともご参加くださいませ!

 

 

■ゲストプロフィール:

小林弘人
事業家/大学教授

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株式会社インフォバーン 代表取締役ファウンダー CVO/BBT大学・大学院 教授/『WIRED JAPAN』(コンデナスト・ジャパン)エディトリアル・アドバイザー。1994年、「ワイアード・ジャパン」を創刊、黎明期より日本にインターネット文化を広める。紙とウェブの領域で「サイゾー」(1998-2007 事業売却)「ギズモード・ジャパン」(2006-)等の人気メディアを立上げる。1998年、株式会社インフォバーンを設立。同社は企業のメディア化やデジタル・コミュニケーションを支援するB2B企業。オウンドメディア、コンテンツ・マーケティングの先駆として展開する。20014年より3Dスキャン・システムのR&Dを行う。身体3Dスキャンに造形が深い。

最近は、企業や自治体のイノベーションの支援に注力。社内起業家のメンタリング、ハッカソン開催、プロトタイピングから資金調達やマーケティングまでを支援。経営の傍ら、大学で教鞭をとりながら、講演・ワークショップ、執筆をこなす。監修した『フリー』(クリス・アンダーソン著・ NHK出版)は翻訳書としては異例の19万部を超えるベストセラーとなる。近著『ウェブとはすなわち現実世界の未来図である』(PHP研究所)

・公式サイト:http://kobahencom.weblogs.jp/

 

■応募資格:

トークイベントに参加し「LIFE MAKERS」のコミュニティを肌で感じてみたい方。

 

■料金:
1,500円(税込)
※当日受付で現金にてお支払ください。

 

■応募方法

件名に「6/9 トークイベント希望」とご記入の上、
お名前、メールアドレス、お電話番号をinfo@lifemakers.jp宛にお送りくださいませ。

 

当選された方のみにご連絡さし上げますで、ご了承くださいませ。

※ご記入いただいた個人情報は、LIFE MAKERS「ビジター募集」に関するご連絡のみに使用させていただきます。

 

それではたくさんのご応募お待ちしております!!


LIFE MAKERS運営事務局より

 

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May 19, 2016 9:13 PM|INFORMATION

【5月トークイベント 佐々木俊尚×加藤貞顕氏「ビジター参加者 募集」のお知らせ】

 LIFE MAKERS 5月トークイベント「ビジター募集」のお知らせ 

 

ino-san0005.JPG 

LIFE MAKERSでは、

 

「入会したいけど雰囲気がわからない」


「どんな感じかちょっと覗いてみたい」


「一人じゃ少し不安です...」


のような声を多く頂いておりまして、
不定期ではございますが、お一人様一回限りの「ビジター募集」を行っております!


基本的にメンバー様限定のイベントとなりますので、
席数はかなり限られますが、ご希望の方は下記の詳細を確認の上、
ぜひご応募頂ければ幸いです。


※ご参加は抽選となりますので予めご了承ください。
※参加はお一人様一回限りとさせて頂きます。


「ビジター募集」の概要

 

guest_bnr_1605_fb.jpg 

■ゲスト:

加藤 貞顕(かとう・さだあき)氏
株式会社ピースオブケイク代表取締役CEO

 

 

■日時:5月28日(土)17:00-20:00 @Cocolable[渋谷]

 
 〒150-0002

東京都渋谷区渋谷2-3-6
SGSSSビル 5F

・Google Maps : https://goo.gl/FTsJDi

 ・表参道駅B1出口より、渋谷方面へ徒歩10分

 ・東京メトロ渋谷駅13番出口から宮益坂を登り、徒歩10分

 cocolable-maps.jpg

 

■スケジュール:

16:30 開場


17:00 - 18:30 佐々木俊尚と加藤 貞顕さんとのトークセッション

※終盤に質疑応答の時間がございます


18:45 - 20:00 懇親会(ドリンクをご用意しております)

※懇親会はスタンディング形式でゲストや佐々木さんとお話しできる機会を設けております。

 

 

■内容:

 メディア業界全体でコンテンツ有料化の可能性が探られている中、いち早く有料コンテンツ配信のサービスを展開した「note」。最近ではイケハヤさんやはあちゅうさんが利用を促進し、物議を醸していますが、そのサービスの生みの親である加藤氏に、コンテンツ配信の「cakes」の話も交え、今後の展開についてお聞きします。

3月に開催したLIFE MAKERSワークショップでも「note」の話が出ていたほど、メンバーの間でも話題のサービスです。

 

ぜひ奮ってご参加くださいませ。

 

 

■ゲストプロフィール:

加藤 貞顕(かとう・さだあき)
株式会社ピースオブケイク代表取締役CEO

 

アスキー、ダイヤモンド社に編集者として勤務。『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(岩崎夏海)、『ゼロ』(堀江貴文)など話題作を多数手がける。2012年、コンテンツ配信サイト・cakes(ケイクス)をリリース。2014年、クリエイターとユーザーをつなぐウェブサービス『note(ノート)』をリリース。

 

・note:https://note.mu/

・cakes:https://cakes.mu/

 

■応募資格:

トークイベントに参加し「LIFE MAKERS」のコミュニティを肌で感じてみたい方。

 

■料金:
1,500円(税込)
※当日受付で現金にてお支払ください。

 

■応募方法

件名に「5/28 トークイベント希望」とご記入の上、
お名前、メールアドレス、お電話番号をinfo@lifemakers.jp宛にお送りくださいませ。

 

当選された方のみにご連絡さし上げますで、ご了承くださいませ。

※ご記入いただいた個人情報は、LIFE MAKERS「ビジター募集」に関するご連絡のみに使用させていただきます。

 

それではたくさんのご応募お待ちしております!!


LIFE MAKERS運営事務局より

 

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May 13, 2016 3:01 PM|INTERVIEW

【LIFE MAKERSな人々。Vol.05】

【LIFE MAKERSな人々。Vol.05】

 

LIFE MAKERSでは面白い活動をしているメンバーに、佐々木俊尚が直接インタビューをするというコンテンツを展開しています!

 

第五回目のゲストは音楽メディア『Dirty Honey(ダーティー ハニー)』をローンチされた佐保祐大さん。メタルバンドでベーシストとして活動後、IT業界に転身し、現在はフリーランスのライター・エディターとして活躍。音楽メディア『Dirty Honey』を自ら立ち上げ、既存の音楽メディアとは一線を画す展開を目指して活動されています。一体、どんな音楽メディアになるのでしょうか? というのはもちろん、現在の音楽シーンについてやホームレス経験!?など、ユニークなお話を聞いてきました。

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■ゲストプロフィール

佐保祐大(32)

ライター・エディター/元メタル系5弦ベーシスト

  

 1983年、高知県出身。高校卒業後に上京し、メタル系のバンドを結成。26歳のときバンドが解散し、IT業界に転身。以後、コンテンツ責任者として、自社サービスや企業のオウンドメディアのディレクションなどを行う。2016年の1月からはフリーランスのライター・エディターとして活動を開始。2016年5月1日に音楽メディア「Dirty Honey(ダーティー ハニー) をローンチする。

 

 

スクリーンショット 2016-05-06 12.33.21.png

http://dirty-honey.com/

 

佐々木(以下 俊):音楽メディアを作っているとのことですが、もう完成したんですか?

  

佐保(以下 佐):はい、完成しました。5月1日にローンチしたばかりです。

 

俊:まず、サイトのコンセプトをきかせてください。あっ、ちなみにサイト名が「ダーティー ハニー」ですが、あのダーティーハリーとは関係はあるの?(笑)。

 

佐:ダーティーハリーとは関係ありません...(笑)。音楽メディアを作るときに"毒にも薬にもならないことはしない"というテーマは決まっていました。その「毒と薬」という部分から "白と黒"のように相反するイメージの言葉を探していて、サイト名を「ダーティー ハニー」にしました。

 

俊:音楽メディアはWeb上にたくさんあると思うんだけど、既存の音楽メディアに対して、何か物足りなさがあるということ?

 

佐:そうですね。ほとんどがニュースサイトみたいな感じで、CDの発売やライブ情報ばかりで...。本当に音楽が好きな人が「もっと見たい!」という情報が、発信されていません。だったら自分で、そのようなメディアを作ろうと思ったんです。

 

俊:本当に音楽が好きな人が求める情報とは、どのようなものになるんでしょう?

 

佐:発売情報などのニュース性のものではなく、そこから踏み込んだ深い情報ですね。新しい情報だけでなく、音楽の歴史やハウトゥーもの、例えば僕が音楽をやり始めた時に思ったのが、曲ってみんなどうやって作るんだろう? みたいな。

 

 

俊:なるほど、プレイヤー側の情報ということですね。昔、プレイヤー向けの雑誌って結構あったじゃないですか。今はどうなんでしょうね。

 

佐:今もありますね。ただ部数が激減していて、大変だとは聞きますが...。

 

 

俊:そういう雑誌は、Webには力を入れてないのかな?

 

 

佐:Webサイトはあるんですが、表紙や「今月はこれが載ってます」というトピックスだけで、記事のコンテンツまでは配信していないですね。

 

俊:なるほどね。どうしてなんだろう?

 

佐:僕もそれは疑問なのですが。憶測ですが、部数も減っているし、編集部員もギリギリでやっていて、とてもWebにチャレンジしていこう、とはならないんじゃないでしょうか。

 

俊:確かにそれはあるかも。現在の音楽を巡る状況を、どのように見ていますか?

 

佐:ストリーミングなど、音楽を聴くためのいろいろなサービスは増えていて、リスナー層も一定数います。でも昔みたいにCDを何枚も買う、みたいな人は減っている。世界的にもCDが売れなくなってきていますよね...。逆に、ライブやフェスに行く人は増えていて。フェスの数自体も増えてきている状態で、そこには一定数の音楽ファンがいます。音楽を買うというより、リアルな場で音を楽しむ、という流れに変わってきていますよね。

 

俊:CDなどの音源は買わない、でもフェスには行く、という状況ね。それがいきすぎると、アーティスト側もフェス向けの音楽ばかり作るようになってしまう。そういう問題があると、この前「ROTH BART BARON」という日本のバンドのメンバーから聞きました。ノリの良い音楽ばかりになって、じっくり聴けるものがなくなるよねって。

 

佐:確かにそうですね...。海外でもDJがプレイする「ノレる音楽」がすごく盛り上がっています。日本でもヒットチャートに入ってくるのは、大人数で一緒に歌って、踊っているグループですよね。

 

俊:かといって、みんながみんなフェスに行って踊るわけではない。家の中や歩きながら、じっくり音楽を聴いている人もいるばずだよね。そういう音楽を作っているミュージシャンは、どこにいっちゃったんだろう? チャートにも現れないし、あまり見えてこないけど...。

 

佐:音楽は昔以上に多様化していて、インディーズもいろいろなバンドが出てきています。CDが全てじゃなくなったからこそネットを使っていろんな方法で音楽が売ることができますし。昔はテレビや雑誌などのメディアに取り上げてもらえないと知ってもらうことができなかったですが、いまはネットを通して知ってもらう方法はいくらでもあります。なので多くの人が目にするような場所にはいないけど、いまでもいろんなアーティストが精力的に活動はしています。

 

俊:ものすごく多様化しているね。たまに、小規模の音楽イベントやフェスに呼ばれることがあるけど、その世界ではきちんと評価されている音楽というのは、確実にある。

 

佐:はい、ありますよね。

 

俊:客層もメインストリームとはまったく違っていて、クラスター化が進んでいるな、という感じで。この前、金沢のローカルなフェスに行ったんですよ。すごくいいバンドがたくさん出ていて、東京から参加しているバンドなんかもいて。その時感じたのが「今ここのみんなが楽しければ、そんなに広げなくてもいいじゃん」っていう空気感で。売れてやろう!というのではなく、純粋に表現したいという感じで。すごくいいフェス、音楽なんだけど、そういう情報が広がっていかないと、そういうシーンに出会えないよね。


 

佐:そうですね。広げることを目的にしていないフェスや音楽だと、いい音楽だったとしても見つけにくいでしょうね。

 

俊:プレイヤー側の情報源はもっと少なそうだけど、実際にバンドやっている人って、どこから情報を手に入れているんだろう。例えば佐保くんは、どこから仕入れているの?

 

佐:昔は音楽雑誌でしたが、今はFacebookやツイッターなどのSNSやネットですね。キーマンから流れてくる情報をキャッチするようにしています。

 

俊:なるほどね。プレイヤーも音楽雑誌ではなく、SNSで情報を拾うようになっているんですね。ただSNSって偶然の出会いしかないので、自分からまとまって情報を取りにいくところは必要だよね。そこを「ダーティー ハニー」が担おうと?

 

佐:そうですね、そういう情報を「ダーティー ハニー」に集約していって、困ったときや何かを知りたいときに来てくれるサイトになれば、と思っています。

 

俊:佐保くんが音楽をやり始めたのはいつくらいなの?

 

佐:中学2年のときにギターを買って高校3年のときにベースに転向しました。高校卒業して高知から東京の音楽の専門学校に進学しました。

 

俊:一旗揚げようと?

 

佐:そうですね。「メジャーになる!」って組んだのがメタルバンドだったという、なかなか一般的に受け入れられにくい音楽でした(苦笑)。激しい音楽が好きになったのも僕が東京に出てきた頃ってDragon Ashが出てきたときで、ヒップホップとロックを混ぜ合わせたミクスチャーというジャンルが流行っていたんです。だから僕も最初はRIZEとかレッチリのようなミクスチャーバンドが好きだったんですが、音楽学校の友達からもっとコアで激しいバンドがあるよっていろいろ教えてもらったんです。その影響でどんどん激しい方に惹かれていって(笑)。

 

俊:やっていたバンドもヘビメタなの?

 

佐:僕がやっていたのは、厳密にいうとニューメタルやラウドロックと言われるものです。ただそれを言ってもヘヴィー系のバンドが好きな人じゃないと伝わらないので分かりやすいようにメタルバンドって言ってます。

 

俊:ヘビメタとは違うの?

 

佐:メタルの中でも、スラッシュメタルやヘビメタなど、いろいろと種類があるのですが、ニューメタルはヒップホップを取り入れた要素のある音楽で、日本だとミクスチャーとも言われたりします。海外のバンドだと"Linkin Park"や"Rage Against the Machine"のようなバンドです。

 

俊:なるほど。それで、そのバンドはデビューできたの?

 

佐:CDは3枚リリースしました。

 

俊:3枚も! 素晴らしいね。メジャー?

 

佐:残念ながらメジャーではなかったですね。インディーズです。

 

俊:その頃は長髪に革ジャンだった?

 

佐:長髪といってもドレッドで、革ジャンではなくヒップホップの人が着ているようなダボッとした服を着ていました。

 

俊:メタルなのに、そういうファッションなんだ。それで結局、何年バンドをやっていたの?

 

佐:6年やっていましたね。

 

俊:結構長い間やってたんだね。メジャーデビューの話はなかったの?

 

佐:どこかのレーベルがついてくれたら...という気持ちはありましたが、いかんせん一般的に売れる部類の音楽ではないですから...(苦笑)。

 

俊:確かに日本ではあまりウケないかもね...。

 

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佐:そうですね。メタルはもともと反キリスト教の音楽だったとも言われていて、日本人には馴染みのなくて、受け入れられにくい音楽ですよね(笑)。

 

俊:日本ではキリスト教に馴染みがないから、反キリストと言われてもピンとこないね。

 

佐:そうなんですよ。日本メタルのイメージってうるさい音楽、派手な格好というイメージしかないですがそれぞれに意味があるんです。それは反キリストに関係します。メタルのアルバムジャケットでよく墓から出て来ているゾンビや逆十字が使われていますが、あれは反キリスト教からきているんです。ただカッコいいと思っているからあぁいったジャケットなわけではないんです(笑)。キリスト教は死者の復活を願い土葬しますが、メタルはそれを否定します。死者は復活なんかしない、墓から出てくるのはゾンビだけだっていう。それを皮肉ってあぁいうジャケットにしています。そういった意味があるのですが、キリスト教ではない日本人からするとただの気持ち悪いジャケットとしてしか伝わらないですよね(笑)。

 

俊:確かに、CDジャケットなんかも不思議な世界観...というイメージがある。日常的にキリスト教があって、週末は教会に行くといった社会の中で、そのアンチというところがウケたんでしょうね。日本では、そういうのはないからね。アンチ仏教といったところで、リアリティがないし。

 

佐:パンクと同じで、社会に対するアンチテーゼでできあがった音楽ですね。ただ、いまはメタルというジャンルが枝分かれしていって、ニューメタルなどはそのような意味は持たないんですけどね。音楽性だけが受け継がれただけで。

 

俊:なるほど、メタルの世界にもいろいろあるんですね。マニアックだな(笑)。それでバンドを6年やって、やめた理由は何かあるの?



佐:いろいろと理由はあるのですが、引き金となったのはメンバーの脱退ですね。生活も苦しい、お客さんも思っている以上に増えない、これでいいのかという不安も出てきます。長く続ければ続けるほどいろんな問題が出てきますし、それが精神的に結構追いつめられるんです。

 

俊:音楽だけで生活を? アルバイトしながら?

 

佐:はい、アルバイトをしながらですね。

俊:そこは昔と変わっていないね。どういう仕事が多いの? 普通の接客業はなかなか難しいよね?

 

佐:そうですね。多かったのは配達や引っ越しなど体を使った仕事か、カスタマーサポートなどの電話対応やメール対応とかですね。

 

俊:この時代、音楽やアート、文学を志している人は食っていくのが大変だよね...。みんな苦労していると思う。よく言われているのが、音楽でもミリオンの人とそうではない人とが、両極端になっているという。1万枚くらいしか売れない人と、100万枚売れる人はいるけど、10万枚くらい売れるアーティストが全然いないと...。そんな状況でも音楽を続けるというモチベーションって何だろう?

 

佐:人それぞれあるとは思いますが、ステージに立ってお客さんの前で演奏するのって、めちゃくちゃ気持ちがいいんですよ。一種の中毒みたいになって、それが忘れられなくて今もずっとやり続けてるって人も多いです。

 

俊:やっぱりそういう感覚ってあるんだね。

 

佐:そうですね、僕もそうでした。

 

俊:ホームレスの時期があったって聞いたけど、それはバンド時代?

 

佐:そうですね。23歳の時、約7ヶ月間ホームレスを経験しました...。当時、違うバンドの男友達とルームシェアしてたんですが、彼が急に田舎に帰ることになり、高円寺の家賃12万円の広い部屋に、一人で住むことになったんです。しかもそんなときにバイトしていた会社が倒産したんです。それで12万円の家賃が払えなくなって...。

 

俊:それはキツイよね。

 

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佐:キツかったですね。しばらく家賃の滞納を続けてしまい、ついに大家さんから「出て行ってくれ」と言われまして。それで駒沢公園のベンチで寝起きする生活が始まりました。ホームレスをしていたのは4月から10月という冬の寒い時期ではなかったのでよかったんですが、それでも雨の日なんかは辛かったです。

 

俊:家がないというのは、どんな感じだった?

 

佐:プライベートは一切なく、休まるところがない、という感じです。常に他人の視線がありますし。

 

俊:食事やお風呂はどうしていたの?

 

佐:食事はコンビニで安いおにぎりやパンを買っていました。お風呂は、週に一度くらい銭湯に行って。持ち物は着替えくらいで、楽器は機材車に入れておいて。

 

俊:精神的には追いつめられた?

 

佐:身体的にはしんどかったのですが、精神的にはそうでもなかったです。「俺にはバンドがある。これに賭けているんだ」という想いがありましたし、メジャーにいってこれを笑い話にするんだって思ってました(笑)。

 

俊:ホームレスからはどうやって脱去したの?

 

佐:バイトをいくつも掛け持ちして、貯めたお金でまず滞納していた家賃を払いました。さらに新しい家を借りるために貯金して、7ヶ月後にやっと目処が立ったという感じです。

 

俊:偉いね。滞納したら、バックレてしまう人も多いと聞きますが...。それで、結局バンドは解散して、これからどうしよう...ってなった時、どうしたの?

 

佐:当時は燃え尽き症候群になってしまっていました。だから就職もせず...。

 

俊:そこからどうやってIT業界に?

 

佐:当時アルバイトしていた会社がたまたまIT系のベンチャー企業だったんです。その会社が上場して一気に大きくなるのを目の当たりにしたときに、IT企業のスピード感に驚きました。音楽でいうインディーズからメジャーにいったかような魔法を感じたんです。それで「ITの世界で一からやってみたい」と思うようになって。

 

俊:それまでITに関して、何かやったことはあったんですか?

 

佐:特にありませんでした...。バンドのWebサイトや、My Spaceを少しやったくらいで。

 

俊:IT業界に入ったのは何歳の頃?

 

佐:26歳ですね。

 

俊:それくらいの歳だと、リカバリーは簡単だった?

 

佐:簡単ではないですけど、自分には他の選択枠はなかったのでなんとかしました(笑)。その頃からそれまで読んだことがなかったビジネス書を読むようになりました。

 

俊:正社員になれたんですか?

 

佐:はい、その後転職して正社員になりました。

 

俊:雇用してもらえた理由は? 前職の経験があったから?

 

佐:バンドばかりやっていてそこまで経験があった訳ではないので、おそらく熱量と運だったんじゃないでしょうか(笑)。タイミングって重要ですよね。

 

俊:確かに20~30人規模のベンチャー企業って、あまり前職を気にしないよね。非正規雇用の人や就職に困っている人は、そういう企業に就職すればいいのに。なぜか選ばないよね...。その会社はどれくらい勤めたの?

 

佐:丸4年働いて、去年の12月に退職し、フリーランスになりました。

俊:わりと安定した職業で、そのまま続けられそうな感じなのに、またどうして辞める決断をしたんですか?

 

佐:音楽メディアもそうですが自分がやりたいことがあったので辞めることはずっと前から決めていました。時期はいつでもよかったんです。

 

俊:生活費はどうしているの?

 

佐:前職の貯金や、あとは辞めてからフリーランスのライターとして仕事をしているので、何とか生活はできています。

 

俊:フリーランスでも選り好みしなければ、仕事はあるということだよね。

 

佐:そうですね、いくらでもあると思います。

 

俊:いつ立ち上がったんだっけ? ビジネスモデルは何か考えているの?

 

佐:5月1日です。ビジネスモデルとしては、基本的には広告にはなると思います。

 

俊:クライアントは、どういうイメージ?

 

佐:基本的にはYAMAHAなどのメーカーさんなどですね。ゆくゆくは、課金モデルとしてオンラインのレッスン動画のようなものもやっていきたいですね。その先の展開としては、オフラインのイベントです。「ダーティー ハニー」主催のイベントを、やっていきたいと思っています。

 

俊:どんなイベントを?

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佐:イメージとしてはROCK IN JAPAN FES.みたいな感じです。あれくらい大きなフェスにまで持っていけたら、エキサイティングですね。Webメディア発のフェスがあってもいいんじゃないかと。

 

俊:なるほど、Webメディアが仕掛けているということであれば、他にやっているところもあまりない。あとは単純にメディアとして、同種のサイトがないってことだよね? そうすると、楽器メーカーが広告を出すところもないので、可能性はありそうだね。

 

佐:それを狙っていきたいですね。

 

俊:そういう話をよく聞くんだよ。雑誌が衰退して、それまで雑誌に出していたクライアントがWebにいきたいんだけど、Webメディアがイマイチだって...。雑誌と同じクオリティでやっているところがないという...。以前、アウトドアブランドの人からもそういう話を聞きました。アウトドアのメディアってWebにあまりないから、出しどころがないと。それにWebだとチープなメディアが多くて、ブランディング的にふさわしくないから、出さない方がいい、みたいな感覚があるらしい。

 

佐:それはあるでしょうね。デザイン性が低いサイトはまだまだありますし。

 

俊:やっと最近になってサイトのデザインがキレイになってきたので、少しは出しやすくはなってきたけどね。2〜3年前まで、広告をベタベタ貼りまくったサイトばっかりだったから...。「ダーティー ハニー」もそういうブランディングよりのアプローチも行えば、メーカーさんからの出稿の可能性はあるんじゃないかな。

 

佐:そういう面もちゃんと考えていきたいですね。アドバイスありがとうございます。

 

俊:LIFE MAKERSに参加してみてどうですか?

 

佐:LIFE MAKERSは佐々木さんとゲストとのトークの内容が深いんですよね!トークイベントとか他にも行きますが「それ聞きたかったこと!」とか「そんなことまで聞いちゃうんだ」って思うような鋭い質問を佐々木さんがゲストの方にどんどんしていくので、毎回今日はどんなトークが展開されるのか楽しみにしています。

あと佐々木さんはもちろん、参加メンバーや運営スタッフの方などいろんなバックグラウンドを持っている人が多く、普段知り合うことがないような人もいるので、懇親会などで話をするのが楽しみのひとつです。一回だけのイベントで親しくなることって滅多にないですが、毎月あるので自然と親しくなって深い話ができますし、新しいことを始めたときとか近況を報告しあったりして会員制ならではの利点だなって思っています。楽しみにしているので、今後も続けていってほしいです。

 

俊:頑張ってください。

 

佐:ありがとうございます。頑張ります!

 

俊:応援しています。

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May 4, 2016 12:25 PM|REPORT

【LIFE MAKERS 4月トークイベント レポート 株式会社キメラ代表 家入一真さん】

【LIFE MAKERS 4月トークイベント レポート】

こんにちは!

LIFE MAKERSです。

4月のトークイベントは、株式会社キメラ代表の家入一真さんをお迎えしました!

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 最近CAMPFIREの代表に復帰し、「手数料を20%→5%」に引き下げたり、地域に特化した「CAMPFIRE×LOCAL」をスタートさせるなど、新しい動きが注目を集めています。 

 家入さんを知らない方はいないと思いますが、去年立ち上げた株式会社キメラでの活動内容や、家入さんが考える次の一手、インターネットの未来について、佐々木さんがどのように迫るのか大注目のセッションとなりました!

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 新会社キメラやクラウドファンディングの「CAMPFIRE」の代表に復帰するなど、何かと話題の絶えない家入さんですが、「最近は、炎上ないにように活動している」とのこと(笑)。

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 広がりすぎて、息苦しさすら感じるようになったインターネットとの付き合い方、そこから派生するリアルなコミュニティや共同体の重要性、活動の裏側まで、盛りだくさんで楽しいトークセッションとなりました!

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 佐々木さんは、イベント後に自身のFacebookに家入さんとのトークについてコメントを投稿されています。こちらも併せてご覧くださいませ。

佐々木俊尚Facebook

 

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■ゲストプロフィール

家入一真

株式会社キメラ代表取締役CEO

 

1978年福岡県出身。

2001年10月、paperboy&co.(現:GMOペパボ株式会社)を福岡で創業。ロリポップやカラーミーショップ、JUGEMなどを立ち上げる。

2008年12月、JASDAQへ上場。2010年3月、paperboy&co.代表取締役を退任。

2010年4月、partycompanyを設立、渋谷にカフェON THE CORNERをオープン。

2011年1月、CAMPFIREを運営するハイパーインターネッツを共同創業。

2012年1月、スタートアップ投資を行うpartyfactoryを設立。2012年5月、リバ邸などを運営するLivertyを設立。

2012年12月、BASEを共同創業。2014年2月、東京都知事選に出馬。2015 年1月、XIMERAを設立。

 

・KAZUMA IEIRI:http://ieiri.net/

・Twitter: 家入一真真 @絶望手帖

・株式会社キメラ:http://ximera.co.jp/

・CAMPFIRE:https://camp-fire.jp/

 

 

 

May 2, 2016 9:33 PM|INFORMATION

5月14日開催!LIFE MAKERSコンパスカレッジ 佐々木俊尚プレゼンツ『ネットメディアの未来』【ビジター参加者 募集】のお知らせ

 LIFE MAKERS 5月コンパスカレッジ「ビジター募集」のお知らせ 

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LIFE MAKERSでは、

 

「入会したいけど雰囲気がわからない」


「どんな感じかちょっと覗いてみたい」


「一人じゃ少し不安です...」


のような声を多く頂いておりまして、
不定期ではございますが、お一人様一回限りの「ビジター募集」を行っております!


基本的にメンバー様限定のイベントとなりますので、
席数はかなり限られますが、ご希望の方は下記の詳細を確認の上、
ぜひご応募頂ければ幸いです。


※ご参加は抽選となりますので予めご了承ください。
※参加はお一人様一回限りとさせて頂きます。


「ビジター募集」の概要

 

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■イベント

佐々木俊尚プレゼンツ 『ネットメディアの未来』

 

■日時:5月14日(土)17:00-20:00 @Cocolable[渋谷]

 
 〒150-0002

東京都渋谷区渋谷2-3-6
SGSSSビル 5F

・Google Maps : https://goo.gl/FTsJDi

 

・表参道駅B1出口より、渋谷方面へ徒歩10分
 
 
・東京メトロ渋谷駅13番出口から宮益坂を登り、徒歩10分

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■スケジュール:

16:30 開場

17:00 - 18:30 イベント開始

 

01_ネットメディアの未来についてのワークショップ
02_佐々木さんによる「ネットメディアの未来」の講義。
03_まとめのブレスト

18:45 - 20:00 懇親会(ドリンクをご用意しております)

※懇親会はスタンディング形式で、佐々木さんとお話しできる機会を設けております。

 

■内容:

 3月に開催した佐々木さんプレゼンツ「キュレーション実践講座」もかなり盛り上がりましたが、今回も同じようにワークショップを開催しながら、皆さん参加型の講義を行う予定です!

 

「ネットメディアの未来」は題名の通り、今後ネットメディアはどのような構造になっていき、どのようなポイントが重要になっていくのか?という、誰もが知りたい未来について、佐々木さんに講義していただきます。資料を拝見しましたが、これは、、すごい、、、です。

 

皆さんの今後にかなり役に立つ内容となっていますので、ぜひとも奮ってご参加くださいませ。

 

また佐々木さんの講義前に行うワークショップでは、皆さんでネットメディアの未来についての見解を、まとめていきます。その後、佐々木さんの講義で知見を広めたり、内容の理解を深め、最後にまとめのブレストをして、皆さんの血肉となるように進めていければと考えています。

 

事前に皆さんに考えてきて頂きたいことは、以下の通りです。

 

1.スマートフォン時代になり、メディアはどのように変わってきたのか。
2.プラットフォームとパブリッシャーの関係は?
3.コンテンツは今後どのようになるのか。ポイントとなるのは?
4.ネットメディアの広告の現状と今後。
5.ネットメディアはどういう展開をしていくべきか。

 

皆さんの鋭い視点をお待ちしております!

 

■応募資格:

トークイベントに参加し「LIFE MAKERS」のコミュニティを肌で感じてみたい方。

 

■料金:
1,500円(税込)
※当日受付で現金にてお支払ください。

 

■応募方法

件名に「5/14 コンパスカレッジ希望」とご記入の上、
お名前、メールアドレス、お電話番号をinfo@lifemakers.jp宛にお送りくださいませ。

 

当選された方のみにご連絡さし上げますで、ご了承くださいませ。

※ご記入いただいた個人情報は、LIFE MAKERS「ビジター募集」に関するご連絡のみに使用させていただきます。

 

それではたくさんのご応募お待ちしております!!


LIFE MAKERS運営事務局より

 

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